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2005年11月22日

ソコルスキー実践:8〜threatの訳

 ワイヤレスヘッドホンを買ってきた。ビックカメラのネット通販には例の安いモデルがないので買い物がてら柏店へ行くと、さらに品揃えが悪い。パイオニア の同価格のは送信機に置くだけで充電ができる機能がないからだめで、ソニーは高いのしかない。
 すぐにでも欲しいので、少し高くて置くだけ充電は無理だがビクターの耳かけ式のにした。眼鏡との両用を考えると、圧迫するタイプの方が耳が痛いと思った からだ。しかし、帰ってから付けてみると耳かけにしては重い。まだ充電中だが、どうなることやら。
Victor HP-ALW800 ヘッドホン
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ビクター 2002-10-10
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A. P. Sokolsky "The Modern Openings in Theory and Practice"
第2章 センターのマス d5マス


 ソコルスキー対ストルガッチ、1959年ベラルーシ選手権。シシリアン・ディフェンス。1. c4 c5 2. Nf3 Nc6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 g6 5. e4(手順前後でシシリアン・ディフェンスのヴェレソフ−シマジン・ヴァリエーションになった) 5... Bg7 6. Be3 Nf6 7. Nc3 Ng4 8. Qxg4 Nxd4 9. Qd1 Ne6 10. Qd2 Qa5 11. Rc1 b6 12. Be2 Bb7 13. f3 d6 14. O-O g5(黒 はe5マスにビショップが居座れるようにする) 15. Rfd1 Be5 16. Nd5!









r3k2r/pb2pp1p/1p1pn3/q2Nb1p1/2P1P3/4BP2/PP1QB1PP/2RR2K1 b kq - 0 16

 白が目指してきた局面になった。aポーンを取るのは危険である。16...Qxa2 17 Rc2または 17 c5!の後、黒のキングは多くの強烈な脅威にさらされる。黒の不完全な陣形とは対照的に調和が取れた展開により、白は並はずれたチャンスを得ている。黒 は、防御策を軽減するためにクイーンの交換を決断する。
 16... Qxd2 17. Rxd2 h6 18. b4!
 この局面での白の主な利点はクイーン側ポーンの動きやすさにある。黒には積極的な反撃策が見あたらず、自らを優位にするためのファイルを オープンにするポーンの手も見つけがたい。そこで、
 18... Rc8 19. a4 Bxd5(他の手なら白が Ra2から a5とする) 20. exd5 Bf4 21. Kf2 Bxe3+ 22. Kxe3(キングが中央へ行くが、それも白には利点) 22... Nf4 23. Bf1 Ng6 24. Ra2 Kd7 25. a5 bxa5 26. Rxa5 Rc7 27. Rca1 Rb8 28. R1a4 Kd8 29. c5! dxc5 30. bxc5 Rb1 31. Bd3 Rb3 32. Kd4 Nf4 33. Bc4 Rb2 34. Rb5! Ne2+ (白は以下の2つの場合でも楽に勝つ。34...Rxb5 35 Bxb5 Nxg2 36 d6 exd6 37 cxd6 Rb7 38 Bc6 Rb6 39 Kc5または 34...Rxg2 35 Rb8+ Rc8 36 Rxc8+ Kxc8 37 Rxa7) 35. Bxe2 Rxe2 36. Rb8+ Rc8 37. Rxc8+ Kxc8 38. Rxa7 Kb8 39. Rd7 Kc8 40. c6 f6 41. g3 そして白は終盤戦で勝った。


 用語の話。threatは、早川さんがプロブレムでそのままスレットと使っていて、最初threatのことと分からなくて面食らったことがあった。「狙 い」が最も使いやすい訳語だが、今一つ凄みに欠ける物足りなさもある。「脅威」(上記訳で使用)や「威嚇」などの抽象的な言葉はまだ使えるが、具体的なイメージの「脅し」 はなかなか使うのが難しい(笑。
この記事へのコメント
ここに書くことではないのですが、ピノーさんの新刊、買ってきました。かねて疑問の「オペラ座の局」ですが、ピノーさんは、「モーフィーはクラシックが好きで、『フィガロ』のイタリアバージョンを聞きにパリのオペラ座に来ていました」と書いてますね。そして、対局風景をこう描写してます。「チェス盤に対峙する3人の紳士達。後ろに流れる『フィガロの結婚』のオペラ」。
まさか、と思うのですが、ピノーさんは、当夜に上演されていたのは「舞台も言葉もイタリアに移し変えた『フィガロの結婚』」(なんだそれ?)で、「音楽はモーツァルトのものだった」と思っている、、、いや、いくらなんでもまさかねえ。でも何か深刻な勘違いがあるのでは。
Posted by maro_chronicon at 2005年11月23日 00:54
 私はオペラは全然詳しくないですが、そう聞くとやはり『フィガロ』前編にあたるロッシーニの『セビリアの理髪師』に思えてきますねえ。ロッシーニはイタリア人だし、モーフィーが音楽だけ(!)モーツァルトと勘違いしたと思えば(笑。
 今日maroさんもメイソンに言及していたことに気付きました(汗。
Posted by 水野優 at 2005年11月23日 15:22
著者に一番好意的な解釈をすれば、「後ろに流れる『フィガロの結婚』のオペラ」というのは、原稿を書いてる著者の部屋に「フィガロ」が流れている、ということでしょうね。それが、著者の空想する「あの夜」の3人の背後に重なってゆく、ということでしょう。そう読んでほしい、と著者も思ってるかもしれません。とすれば、いささか文章構成に無理がある。
前に水野さんが、「オペラ座の夜に上演されていたのは『フィガロ』か『セビリア』か」を問題になさって、私も気になっていたので、こんなところに書かせてもらいました。「やっぱ『セビリア』だ」というのが私の結論です。
Posted by maro_chronicon at 2005年11月23日 18:26
 著者が聴いているとは、さすがに本を直に読まないと出てこない発想ですねえ。
 今回のピノー本の訳については、ヴァルター・ベンヤミン著作集のちくま書房版のように感じています。古い岩波文庫版の方が一般人にはずっと読みやすいというのに(たとえが分かりにくい。
Posted by 水野優 at 2005年11月23日 23:11
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