目次(下位区分割愛)
序 現在の診断−フーコーの方法
ミシェル・フーコー年譜
第1章 人間学の〈罠〉
第2章 狂気の逆説−『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』
第3章 知の考古学の方法−『言葉と物』『知の考古学』
第4章 真理への意志−『監視と処罰』
第5章 生を与える権力−『知への意志』
第6章 近代国家と司牧者権力
第7章 実存の美学−『快楽の活用』『自己への配慮』
終りに 真理のゲーム
注
あとがき
カントとニーチェの影響が強いが、フーコー自身はゲイだったので、同性愛を断罪するカントを克服する必要があった。ゲイであることに関しては共感以上に悲壮感が漂う。著作の引用から最も印象に残った部分を以下に挙げる(訳著者)。
十九世紀の「人間愛」が、狂気を「解放」という偽善的な形式で閉じこめたこの「道徳的なサディズム」なしには、この心理学というものは存在しなかっただろう。
フーコー入門 (ちくま新書)
中山 元

筑摩書房 1996-06
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5月3日に新潟県立自然科学館に行ったら、フーコーの振り子があってとても感動しました。実物を見るのは初めてだったので(笑)。
あと、ウンベルト・エーコが書いた「フーコーの振り子」も読んだ記憶があるのですが、内容がまったく思い出せない。
追伸:アマゾン・マーケットプレイスに出品されていた「How to Reassess〜」は前から欲しかったので、先ほど注文してしまいした。よろしくです(笑)。
amazon注文ありがとうございます。発送が金曜になってしまいますが、半端なチェス雑誌をおまけに付けておきますので、ご了承くださいませ。
アマゾンのレヴューに「チェス初心者向きではありません」と「如何に相手の攻撃手段を未然に防御するかという趣旨の解説」とあり、この二つの言葉に心揺れ動きカートから何度も出し入れしていました(笑)。
たしかにいい本ですが、ちと難しいですよ。
厚さと英文ビッシリに少々ビビってしまいましたが、28ページの「If seems difficult don't panic!」に勇気づけられ(笑)、ザクっと25〜52ページまで読んでみました。Understanding chess Move by Move/J.Nunnよりも読みやすい印象。加えて、現在直面している問題を解決出来そうな内容に、買って良かったと思っている次第であります(笑)。
とにかく良かったです。