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2005年10月04日

ソコルスキー実践:1

 ビデオデッキが故障ですっきりなくなったのはいいが、それをスルーしてPCにもアンテナをつないでいたので、アンテナ出力のないテレビではそれができな い。面倒だがアンテナの分配をしないといけない。分配機はあるんだけど(汗。


 予告していたが、新連載訳を始める。ソコルスキーの"The Modern Openings in Theory and Practice"の前半部分である。序文や章の前置きもすっ飛ばして、一回分の記事にちょうどいい「図のあるゲームとその解説」だけを訳していく。いず れサイトに上げ るときは完訳するつもりだ。


1 展開

 1962年、世界選手権挑戦者決定トーナメントでのペトロシアン−コルチノイ戦では、黒は展開遅れのため苦境に陥った。イングリッシュ・オープニング。1 c4 c5 2 Nf3 Nf6 3 d4 cxd4 4 Nxd4 g6(4... e6としてd5を準備した方がいい)5 Nc3 d5(ここではあま りよくない)6 Bg5! dxc4 7 e3 Qa5(第20回ソ 連選手権でコルチノイがスミスロフに対したときのように 7...Bg7 8 Bxc4 0-0 9 0-0 a6の方がいい。それでも、10 Qb3 b5 11 Bd5!で白がセンターで優位に立つ)8 Bxf6 exf6 9 Bxc4 Bb4(戦術的誤り。黒は 9...Bg7とすべきだった)10 Rc1 a6(キャスリングしかない)11 0-0 Nd7 12 a3 Be7?(これで敗北が避けられない。12...Bxc3 13 Rxc3 Ne5なら、黒はまだ防御できた)13 b4! Qe5(13...Qxa3 14 Nd5!は致命的。13...Qd8は 14 Bxf7+ Kxf7 15 Qb3+で負け).











 黒のピースは展開しておらず、キングはまだセンターにいる。白はこの2つの状況を効果的に利用する。
 14 f4! Qb8(e3のポーンを取ると、eファイルがオープ ンになるのでたちまちとがめられる)15 Bxf7+ Kxf7 16 Qb3+ Ke8 17 Nd5 Bd6 18 Ne6 b5 19 Ndc7+ Ke7 20 Nd4! Kf8 21 Nxa8 1-0. 強烈な最後である。
この記事へのコメント
今年でたTimmanの"Curacao 1962"でもほぼ同じ内容の解説ですね。15 Bxf7+に「!」は無しですか。
Posted by maro_chronicon at 2005年10月04日 14:39
 !も原文通りです。ポジショナルサクリファイスっぽい意外性もあるのに。20 Nd4!の方が凡手に見えますがねえ。
Posted by 水野優 at 2005年10月05日 10:52
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