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2011年11月16日

水野倶楽部−今後の展望

 今後、CMはぼちぼちやっていくとして、制作中の作品は、 年内に予告編くらいは作るつ もりです。CGだけなら1日に20秒で1月に10分の作品が作れますが、脚本→絵コンテ、作曲、(生)演奏と台詞の録音まで含 むと無理なペースです。たぶん最初はこの3倍くらいかかるでしょう。ソフト上ではカメラやライティングが実写の撮影をシミュレートしており、操作法にさえ 慣れれば実写感覚で作れるよ うになるはずです。実写のほうが作りやすければ実写も使うでしょう。キャラの顔や衣装はこだわらねばならないところですが、後ではめ替えられるのでとりあ えず進めることはできます。ペーパーバック本のように、上っ面のこ だわりのなさがうちの強みか もしれません。
 かつて、男が一生に一度やりたいものと言われたのは、オーケストラの指 揮者、プロ野球の監督映画監督だったでしょうか。男だからどうとい うことはないけど、たしかにみんなやりたいものばかりです。映画はもっぱらスカパーで見るくらいですが、高校生の頃から何度も作りたいと思ったことがあり ます。演劇も少しかじったこ とがありますが、プロの役者は しょせん監督の駒だし、最先端のCG担当者にしても、監督が絵コンテも描けないような人なら大変そうです。私の場合、共同制作者の友人とは互いの嗜好を知 り尽くした間柄だし、他にすり合わせ作 業がないので、個人出版に近くて理想の制作環境になるでしょう。

 CG動画も出版のように収入に つながるに越したことはないですが、当面はアフィリエイトのみになりそうです。おもしろいことは打算なしにやる主義なので、出版がこの先伸び そうもなければCGの比重が増えます。実際、自分が出す新刊が増えるだけでも売り上げは分散しています。総売上が上がっても点数の増加には比例しないので す。もう1年も前になりますが、久しぶりに渡辺暁さ んに会ったときに「水野さんも(翻訳じゃなく)自分で書 いたらいいのに。強いんだから(これは社交辞令)」と言われました。それからずっと逡巡してきましたが、やっと決心が付きました。来年は、周りのペースに 惑わされず、じっくりと定跡書を書きます。
 暁さんに会って気づいたもっと重要なことがあります。それは私が物事の研 究をするタイプではないということでした。私は翻 訳にしても、好きな英語を武器に自分の名前を出したいというミーハー的な考え方がきっかけであり、読書や 文学好きではありません。最近は、個人出版での版権を取れないイライラもあり、翻訳はしょせん人のふんどしで…と思うようになりました。要 するに、私には自己を滅却してまでも地道に研究したい対象(学問、芸術、宗教等)などないのです。最も好きなピアニストのグレン・グールドにしても、彼に関して書かれ た本の翻訳出版に入れる余地がないとわかってからは、読む気もしなくなりました。彼の演奏は今でも大好きですが。

 私は(二次創作ではない)自己表現に 突っ走るべきなのです。40代の 終わり頃になるまでこんなことに気づかなかったのかと思うより、遅くても気づいて良かったと思うしかありません。そもそも自分の貧乏暇ありのライフスタイルや、PCやネットを使った表現手段の多様化がなければ、こんな選択肢は 生まれなかったし、翻訳や出版をやらねば見えてこなかったでしょう。映画、TVドラマ、演劇等で脂ののった現場監督(三池崇史や三谷幸喜)の世代は、私と一致します。アマチュアの場合 は、残念ながら脂がのる前にやめてしまうケースが多いのでしょうか。
 大風呂敷を広げましたが、映像作品作りは私のライフ ワークになる予感があります。東野圭吾のように小 説が全部映像化されるような立場なら小説だけ書いていても満足できるかもしれませんが(映像化の条件として音楽も私にやらせろ とか言って)、音楽、効果音、ナレーション、フラッシュバック等の表現も使えなければダメなのです。オリジナル作品では、チェスが出番は少ないけど象徴的な役割を果た す予定です。

 では、能書きはこのくらいにして制作を続けます。(49歳の誕 生日に)
posted by 水野優 at 18:12| Comment(8) | 水野倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
水野さんの今後のご活躍をひきつづき応援させてください。よろしく。
Posted by kathmanz at 2011年11月16日 23:16
 ありがとうございます。
 人はインプットしているほうが楽なので、自分をアウトプットに追い込もうとしています。

 来月の例会に何かおもしろいものを作って持って行ければと思っています。
Posted by 水野優 at 2011年11月17日 00:06
こんにちは・・・^^
掲示板が見当たりませんでしたので、ここに書きますがすいません・・・^^;

来年は定跡書を発刊して頂けるとか?・・^^
初級者の私としてはとても楽しみにしています。
そこで一つの提案が頭に浮かびましたので、ここにお邪魔いたしました・・・。

今、僕は黒番でSicilian, Taimanov variationを使ってますが、この Taimanov variationの定跡書がないということです・・英語versionはあるんですが・・・^^;
何せ英語がさっぱりわからないもので・・・w
そこで、水野さんにこのバージョンを入れて欲しいと希望はいたしますが・・・
Sicilian, の variationだけでも100を確かに超えるのでは・・・^^;

一つの定跡について色々な変化を入れると・・恐ろしいほどの労力がかかりますよね・・w
そこで、チェストランスを見て思いついたんですが、書籍ではなく水野さんのサイトからダウンロードできるようにしたらどおでしょか・・?・・^^;
印刷代、用紙代・・等がだいぶ違うんではないでしょうか・・?・
(できれば、ピース等の変化手順が動けば最高なんですが・・^^;)
皆さん自分の好きな定跡を一つずつでも購入出来れば負担も少なく、無駄なく勉強できるんではと思いました・・・^^
(馬鹿ちょんで、簡単にダウンロード希望・・w)・・パソコンに・・弱いため・・爆)・・^^;
100の定跡作られたら自分が欲しい定跡をダウンロードできればうれしいです・・身勝手・・w
身勝手な思いつきを書きましたが、一つ検討の方宜しくお願い致します・・・^^
定跡書の完成楽しみにいていますね・・・^^

頑張ってくださいね・・では失礼いたします。

Posted by ponta at 2011年11月18日 14:15
 コメントでかまいませんが、見られたくない内容ならHPにあるメルアドへメールください。

 予定しているページ総数から概算するとタイマノフ変化は2,3ページにしかならないと思います。
 ばら売りのアイデアは電子書籍で注目を浴びていますが、電子化自体、フォーマット乱立、コピー防止、どうせなら図の駒を動かせるようにしたい、等問題があって見送っています。amazonもまだ大手相手に契約を進めているところなので、私ができるのはいつの日か。自サイトで決済のシステムを持つ(ネットショップ)のも、できれば避けたいと思っています。

 英語やPCが苦手と言われていますが、タイマノフというしっかりした序盤プランをお持ちなら、とりあえず大量に棋譜を並べてみるのはどうでしょう。
 例えば、
http://www.pgnmentor.com/files.html#modking
から少し下にスクロールすると、タイマノフ変化のゲームがPGNファイルで1万局以上ダウンロードできます。解説は全くないでしょうが、自分で枝分かれを書き出すとか、たくさんならべるだけでも定跡の狙いがわかってくると思いますよ。
 pontaさんが求める理想はおそらく変化も解説も多量な定跡書なんでしょうが、変化が多量で評価を記号だけで記したModern Chess Openingsのような本は、記号がわかれば読めるし、日本語で出す必要もなく、出しても価格で勝てません。
 変化は重要なものにしぼり、その狙い等を解説する本を書く予定です。洋書ではFundamental Chess Openingsがそれにあたります。
 序盤をどうさせばいいかわからないとか、どの定跡が自分に合っているかを知りたいくらいの方が、主たる購買層になるでしょうから。

 私はこの先CGにはまって出版そっちのけになる可能性もあります。応援はありがたいですが(笑。
Posted by 水野優 at 2011年11月18日 20:20
おはようございます・・・^^
先日は棋譜集のサイトを紹介して頂きましてありがとうございました・・。
大変参考になりました・・^^
凄く勉強になってます・・。
ちょっとツイッターの中に気になった文章がありましたので、(なるほど)と思いまして、何かいい方法はないかとご相談したいと思い・・・^^;
その重要な文章は(メイトや次の一手よりもっと低次の練習、駒の利きやナイトの数手先までの動きをすばやく判断する訓練とか。 )ここなんですが、確かにタクティクスのサーバーで練習はしてるのですが・・・
確かに実戦でよく見落としとか、特にナイトの数手先の見落とし・・ww・・等悔しい思いが多々あるのですが・・・^^;
(終盤の基礎知識)は勉強してますが・・これは注意力の問題なのでしょうか・・・?
以外にも上級者の方でもお話を聞きますと多々あるようなんですが・・・^^;
自分なりに考えたのですが、駒の利きやナイトの数手先までの動きをすばやく判断する訓練の書籍を出して欲しいという希望があるのですが・・・
ポジショナルプレー・・ストラテジーといわれても、ピースの数も周りに多くてなかなか初級者には難しいです。何か良い方法があればご指導の方・宜しくお願いいたします・・^^;
(追伸)
チェストランス出版の(実戦的スタディー集)の正誤表ですが、ページ8になってますが、13ページじゃないでしょうか・・・?
忙しい中何時もコメント頂きましてありがとうございます・・。
・・では失礼いたします・・・。^^
Posted by ponta at 2011年11月29日 07:52
 PGNがけっこうウェブにあることはわかっていたのでちょっと調べただけですが、役立って良かったです。確認していませんが、フリーのChessbase Lightは棋譜保存はできないけど、外からのデータは読めそうなので、それなら序盤のツリー表示も可能だと思います。

 「低次の練習」に関しては、そういう訓練を推奨した本かウェブの情報があると聞いたことがあるだけで、誰が言ってたのも忘れてしまいました。心当たりなところに聞いておきます。実際、Chessmasterソフトの子供向けパズルみたいなものでも、ナイトの数手先の利きが早く見えるようになると思います。

 注意力や集中力まで、ましてやその前提となるフィジカルの鍛錬となると、私の本や講義ではとても扱えないし、専門家でもありません。
 アヴェルバッハはまさに駒が少ない終盤から学ぶべきと言っており、私も終盤の講義から始めるつもりです。

 正誤表のご指摘その通りです。ありがとうございます。
 こちらこそ型どおりのお返事になってしまいますが、pontaさんのご提案は参考にして今後に生かしていければいいと考えています。
Posted by 水野優 at 2011年11月30日 14:08
おはようございます・・・^^
毎日寒くなり、ようやく本格的な冬になり、カレンダーの日も残り少なくなってきました・・・・
歳の瀬になると、お忙しいと思いますが、今度水野さんが定跡の本を出されるのを楽しみに仲間とともに待っているのですが・・・
今度出される定跡の本のことで、質問があるので、お邪魔しました・・・^^;
先日「皇帝の正しくないチェス」さんのホムペにお邪魔した時に、シシリアンディフエンスに興味がありましたので覗いたところ、オープンシシリアンとクローズドシシリアンの手の意味と、狙いどころが詳しく書かれていました・・・
それを読み進めていくうちに、なるほどこのマスを狙い、又、防御するために、ピースのマヌーバリングとか、ピースの配置換えをすることによって、ポジショナルプレーが少し分かりました・・。そこでお尋ねの件なんですが、これから出される「定跡の本」も各定跡のバージョンの変化ごとに、このように手の意味とか白、黒、ピースの狙い所も解説されてるのでしょうか・・?
この解説がされていると我々初心者は非常に助かります・・・
今市販されてる本の殆んどが、変化の手順だけで、手の意味とか、狙いどころがほとんど分かりません・・・^^;
変化の手順だけ覚えてもそこから中盤戦の手の作り方が分からなくなってしまいます・・・
序盤の8から10手くらいのまでの手の意味、狙いが分かれば、中盤戦のポジショナルプレーも見えてくると思うのですが・・どおでしょうか?
年末のお忙しい所宜しくお願い致します。

水野様の来年の昇り竜の如くの活躍お祈りしています・・・^^



Posted by ponta at 2011年12月19日 08:39
 定跡本は、扱うすべての変化で一手ごとに解説まではできないでしょうが(わかりきったことは省略しますし)、各定跡の狙いや意味はできるだけ説明するつもりです。

 今までに出た日本語の定跡本は2冊くらいかと思いますが、200ページ以下で図も豊富に入れて全定跡を網羅するのではあまり掘り下げられないでしょう。変化は少なく、引用した解説なしの実戦が並んでいるだけのようなところもありますね。

 そこで、中盤以下をごっそり切ってしまいます。代表的な名局くらいは最後まで解説なしで入れるかもしれませんが。

 分冊にする計画はちょっと考え直しています。200ページ超えても1冊で出すことになりそうです。そこにどれだけ盛り込めるかですが、この次には各定跡を解説した洋書に進んでいけるようなレベルのものを目指しています。

 pontaさんも良い年末年始をお迎えください。
Posted by 水野優 at 2011年12月20日 14:59
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