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2006年07月18日

東公平『チェス次の一手 チェス・マスター・ブックス4』

 東公平チェス次の一手 チェス・マスター・ブックス4』 (230ページ、'76年、河出書房新社)である。翻訳も含めて著者のチェス書の3冊目(いずれも同出版社)にあたり、私も'85年に前2書に続いてすぐ 買っている。'96年新装改訂となっているが、特に変わってはいないだろう。
 「はじめに」によると、著者はチェスの敷居が高くならないように、できればややこしい記号(記譜法)など使いたくなかった。結局は使わないとよけ いに説明が困難になるから使っているが、ちなみにパンドルフィーニの入門書等には使っていないものもある。

目次
はじめに
問題1−30
 定跡クイズ−クイズ形式で定跡をおぼえよう
問題31−60
 NEXT MOVE−次の一手をあてる問題
問題61−90
 エンドゲーム・スタディ−終盤で勝ちか引き分けかを考える問題
問題91−111
 プロブレム−規定の手数でチェックメイトにするパズル
付録@ 【豆知識】−27箇所
付録A 【チェス用語辞典】−16箇所

 すべて問題は右側の奇数ページに大局面図付きで載せられており、60問目までは3〜4個の解答選択肢もある。偶数ページの解答も小さな局面図を使い、誤答の理由まで解説されている。付録は、この解答の下欄の空きを利用している。

 「はじめに」で著者が懸念する「強い人が読むと、多少の抵抗を感じる部分」は、「定跡クイズ」にあると思われる。特に問題4〜6のツー・ナイツ・ディフェンスに関しては、誤答にも定跡になっているものがあり、正解が最善手かどうか決着が付いていないものさえある。
 そもそも定跡は、1ページ足らずの解説で最善手うんぬんを実証するのはひじょうに困難である。それ以外の問題は、入門書にしてはなかなか歯ごたえのあるものも多く、終盤(エンドゲーム)や詰めチェス(プロブレム)まで網羅しているのは楽しい。
チェス次の一手
4309721745 東 公平

河出書房新社 1996-04
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posted by 水野優 at 16:23| Comment(0) | チェス(和書評) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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