ホームページは「チェストランス」です。古い記事では図の駒が表示されません。

2006年06月13日

エドワード・ラスカー『チェス戦略』第2部ゲーム22

 チェスオリンピック等には全然触れていないが、そういう情報は提供するブログが増えてきたのでそちらにお任せして私は我が道を行こう。今日はチェス書紹 介の予定だったが、古い本は出尽くした感じだし、新しい本は資料が少ないしで難しくなってきた(汗。


エドワード・ラスカー『チェス戦略』(1915)第2部
(ゲーム9まではHP「チェストランス」参照)

ゲーム 22

白:Forgacz 黒:タルタコーワ

フレンチ・ディフェンス(第1部参照)

1 e4 e6 2 d4 d5 3 Nc3 Nf6 4 Bg5 Be7 5 e5 Ne4

 5...Nfd7の方がいい。...c5の助けになるし、いずれ ...f6で白のセンターを攻撃するときにも役立つからである。5...Ne4は、白にのみ好都合な2つのマイナーピース交換を許す。黒は、ク イーン側ビショップを繰り出せないので、当分は実質的にピースダウン状態だからである。

6 Nxe4 Bxg5

 6...dxe4では、ポーンが弱くなりすぎて長く維持できそうにない。

7 Nxg5 Qxg5 8 g3

 ナイトを跳ねる前に f4とするため(第1部参照)。

8... c5 9 c3 Nc6 10 f4 Qe7 11 Qd2 Bd7 12 Nf3 0-0 13 Bd3 c4 14 Bc2 b5 15 0-0 b4 16 Rae1 a5

  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  
図133
r4rk1/3bqppp/2n1p3/p2pP3/1ppP1P2/2P2NP1/PPBQ3P/4RRK1 w - a6 0 17

 ここまでは、この定跡の第1部での解説に照らし合わせれば容易に理解できる。続く手順では、キング側へ向かう白の効果的な攻撃が教訓的に示される。

17 f5! exf5

 このポーンのサクリファイスは、第二のサクリファイスへの布石であり、まれに見る見事なコンビネーションを生み出す。

18 g4!! fxg4

 黒が取らなければ、白から取られる。いずれにせよ、ポーンの殺到が目標を捕捉し、ピースを自由にする攻撃ラインが開かれる。

19 Ng5 g6

 白はf6への侵入ルートを得たので、残りはたやすい。19...h6は無力。続けると、20 Nh7 Rfd8 21 Nf6+ 以下いずれも白勝ち。21...gxf6 22 Qxh6 または 21...Kh8 22 Nxd5.

20 Rf6 Kg7

 黒は、身動きできる場所を作れない。20...h6には、21 Bxg6とされる。

21 Ref1 Be8 22 Qf4 Nd8 23 e6 Ra6 24 Qe5 Kh6 25 R1f5

25 R1f5
  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  
3nbr2/4qp1p/r3PRpk/p2pQRN1/1ppP2p1/2P5/PPB4P/6K1 b - - 0 25

 助けて!

25... fxe6 26 Nf7+ Qxf7 27 Rh5+ Kg7 28 Rxg6#
My Best Games of Chess, 1931-1954
1843820927 S. G. Tartakower Harry Golombek

Hardinge Simpole Ltd 2003-06
売り上げランキング : 260865


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
posted by 水野優 at 10:44| Comment(0) | Ed.Lasker『チェス戦略2』実戦(完) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。