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2006年05月12日

メイソン『チェスの原則』第1部チェスの基礎「キャスリング」

 3日も連続で野球の前置きを書くのは初めてと思うが、パリーグ首位だった西武に3タテとなれば私の気分も晴れ晴れだ。久しぶりに図書館に行ってから買い 物するだけで疲れたが、キャベツがやっと安くなっていてやれやれ。


ジェイムズ・メイソン『チェスの原則』(1894)
第1部 チェスの基礎 「キャスリング」

 一度にキングとどちらかのルックの2つを同時に動かす手をキャスリングと言う。キャスリングでは、キングは、一緒に動かすルックの方へ2マス動かし、 ルックはキングがそのとき通った途中のマスへと移動する。したがって、キング側へのキャスリングでは、キングはg1(g8)、ルックはf1(f8)へ、ク イーン側へのキャスリングでは、キングはc1(c8)、ルックはd1(d8)へ移動する。英米式記譜では「Castles」と表し、どちら側にもキャスリ ングできるときは「Castles QR」のように特定する必要がある。(訳注:現代の代数式記譜法では、キング側キャスリングを「0-0」、クイーン側キャスリングを「0-0-0」と表 す)
 キングがキャスリングできないときは、1.キングとキャスリング するルックのいずれかが、すでに動いている場合。2.キングとキャスリングするルックの間に駒がある場合。3.キングがチェックされている(つまり、相手の駒が利いている)場合。または、キングが 通るマス目のいずれかに相手の駒が利いている場合。要するに、キャスリングをするには、キングとルックが共に初めて動き、その間には駒がなく(キャスリン グで駒を取ることはできない)、キングはチェックされていなくてチェックされに行くのでもなく、途中のマスには敵の駒が利いていてはいけないのである。し かし、キャスリングするルックの動きは、攻撃から逃げても相手の駒が利いているマスを横切ってもかまわない。


 以前も書いたように、3つめのキャスリングできる条件は、「キングが通る3つのマスのいずれにも相手の駒が利いていない」が簡潔でいい。もちろん実例が あるに越したことはない。白の Nxf7に対して黒が ...0-0!と好手を返すゲームを見たことがあるが、白は黒がうっかりキャスリングできないと勘違いしたのかもしれない。
 ↓キャスリングの本があるとはびっくり。
Startling Castling
0713481374 Robert Timmer

B T Batsford Ltd 2002-12
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この記事へのコメント
お久しぶりです。PCトラブルでヒドイ目に遭いました。
復活したので、チェスや音楽の記事でまた楽しませていただこうと思っております。そして、今年あたりはOTBデビューしたいものです(イイ歳をして)。
メイソンのこの丁寧な文章はなんだか惹かれますね。
変な天候なので、ご自愛下されませ。
Posted by fura at 2006年05月13日 13:11
 お久しぶりです。たいへんだったのですね。
 どの記事も惰性で続いているだけで、今日の記事もかなり手抜きになってしまいました(汗。メイソンの文体まで訳に反映できているかは怪しいですが、回りくどくて、よく言えば格調高いというところでしょうか。
 お近くで指せる場所があればいいですね>OTB

 早く暖かくなってほしいです。
Posted by 水野優 at 2006年05月14日 12:51
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