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2006年04月21日

メイソン『チェスの原則』第1部チェスの基礎「戦力」メジャーピース

 このamazonアソシエイトからお買いあげの皆様、いつもありがとうございます。
 翻訳連載が増えて書評が減っており、XMLのテストページもさっぱりほったらかし。そこまで手が回らないのが正直なところ。そろそろこの連載もHPに加 えようかな。


ジェイムズ・メイソン『チェスの原則』(1894)
第1部 チェスの基礎 「戦力」メジャーピース

最も強力な駒クイーンは八方へ動けるが、キングのように1マスずつしか動けないのと違い、 盤上の端まで進むことができる。駒損なく、相手のクイーンと交換されないかぎり、この威力は比肩し得ないほど大きい。進めるマスの数は、センターの4マス にいるときにいちばん多く、縁のマスにいるときにいちばん少なくなる。

  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  

d4にいると、動けるマスの数は27となる(邪魔がない場合)。4ランクに沿って7マス、dファイルに沿って7マス、2つのダイアゴナルに沿って7マスと 6マスである。d4からクイーンをこれら27マスのいずれかへ置き換える動きが、クイーンの1手となる。ランク、ファイル、ダイアゴナル上で動ける極限の マスは、a4, h4, d1, d8, a1, h8, g1, a7である。これらの8マスからだと、クイーンは21マスにしか動くことができない。センターに1つ寄ったマスからだと23マス、もう1つ寄ると25マス となり、平均値は約23マスとなる。一見したところ、隅のマスからの方が、隅以外の縁のマスからより動けるマスの数 が少ない気がする。しかし、実際は違う。ビショップの場合と同じく、クイーンがダイアゴナル上で動けるマスの総数は、どの縁のマスからでも常に7つであ る。

ルックは、クイーンに次ぐ強力な駒 である。ランクとファイルに沿った四方へ盤上の端まで進める。クイーンからダイアゴナル上の動きを除いたものと言ってもいい。ルックは、邪魔がなければ常 に14マスに利くので (ビショップナイトの平均に匹敵)、縁のマスにいても他の駒のよ うに威力が衰えない。盤上の途中までしか動かない手の割合は7分の5である。


 最後の部分の原文は、He carries five-sevenths of his range with him into any half of the field to which he may be played. ちょっと分かりにくいが、ルックの14手のうち、縁まで動く手4つを除いた割合は(14-4)/14=10/14=5/7という意味である。これが何の役 に立つのか分からないが(笑。

 クイーンの本は以前紹介したので、今回はルックの本。となると終盤戦の優劣はこれで決まるといっても過言ではないルック・エンディングの本が筆頭に上げ られる。昔か らいい本が多いジャンルだが、あまりボリュームが多いものから手を付けると挫折する(私のこと?)。↓は新しくて量も手頃。
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