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2006年04月19日

シシリアン・ディフェンス:ラウザー

 なんだかんだで食べてしまうカップ麺だが、湯の必要量を表示してほしいと思う。私は、無駄に湧かしたくないので、計量しながら給湯器で出した湯をコ ンロで追い炊きするほどガス代を節約する。袋麺には500ml等と表示してあるから問題ない。
 カップヌードルだと350mlくらいでいいと経験的に分かるが、1.5倍スーパーカップとかは麺の増量に湯が比例するとも限らず、種類が多くて買う商品 ごとに把握できない。誰に言えばいいのか分からないが、とにかく必要な湯の量を表示してほしい。焼きそばだと、湯が足らないのは致命的なのだ(笑。


A. P. ソコルスキー『現代定跡の理論と実践』
第12章 シシリアン・ディフェンス 1 e4 c5
IV:ラウザー・システム

 2 Nf3 Nc6 3 d4 cxd4 4 Nxd4 Nf6

 4...g6は、シシリアン・ディフェンスの中でも議論が盛んな局面で、VeresovやSimaginによって新たな研究が多くなされてきた。5 c4 Bg7 6 Be3 Nf6後の局面は、Simaginによって分析されてきた(ソコルスキー実践7:d5マス参 照)。
 よく指されるのは、4...g6 5 Nc3 Bg7 6 Be3 Nf6 7 Bc4 0-0(7...Na5には 8 Bxf7+! Kxf7 9 e5 ここで 9...Ne8は 10 Ne6!のために良くない) 8 Bb3 ここで 8...d6はドラゴン・ヴァリエーションに移行する。定跡として興味深いのは、Fischer-Coboハバナ1965である。7 Bc4 d6 8 f3 Qb6 9 Nf5!? Qxb2 10 Nxg7+ Kf8 11 Nd5 Nxf6 12 Bxd5 白の攻撃が危険。
 4...e5は別ゲーム参照。

 5 Nc3 d6

 5...e5は黒が厳しい。d5やd6が弱点になる見返りがない。白は以下のように優勢になる。6 Ndb5 d6 7 Bg5 a6 8 Na3(8 Bxf6 gxf6 9 Na3は ポーン・サクリファイス 9...d5!のために不明瞭) 8...Be6 9 Nc4 Nd4 10 Bxf6! gxf6 11 Ne3(Bronstein-Pilnik第12回オリンピック1956)。
 少しましなのは、5...e6 6 Ndb5! Bb4 7 a3(弱いのは 7 Nd6+ Ke7) 7...Bxc3+ 8 Nxc3 d5 9 exd5 exd5(9...Nxd5 10 Bd2 0-0 11 Qh5!) 10 Bd3 0-0 11 0-0 h6 12 Re1 d4 13 Ne4 Bf5 14 Nxf6+ Qxf6 15 Qf3 Bxd3 16 Qxf6 gxf6 17 cxd3 白が終盤で有利(Keres-Buchman第33回ソ連選手権1965)。

 6 Bg5

 6 g3には、6...g6 7 Nde2 Bg7 8 Bg2 0-0 9 0-0 Bd7 10 h3 Rc8 黒がクイーン側で十分な反撃をする。
 6 Be2 e5で、ボレスラヴスキー・システムとなる。

 6... e6

 Suetin-Kholmovスパルタク選手権1962では、6...Bd7 7 Qd2(7 Bxf6 gxf6 8 Qd2もいい) 7...Rc8 8 Be2 Nxd4 9 Qxd4 Qa5 10 f4 Qc5 11 Qd3 e6 12 0-0-0 白が優勢。

 7 Qd2

  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  
r1bqkb1r/pp3ppp/2nppn2/6B1/3NP3/2N5/PPPQ1PPP/R3KB1R b KQkq - 0 7

 この手順がラウザーによって導き出された。白は、クイーン側へキャスリングし、弱いdポーンへ圧力をかけ、さらにキング側でのポーンの猛攻も視野に入れ ている。
 黒には2つの指し方がある。
 7...a6 8 0-0-0 Bd7(別ゲーム参照)。
 7...Be7 8 0-0-0 0-0(8...Nxd4 9 Qxd4 0-0なら、白は 10 f4で主変化へ移行するか、Vasiukovの手 10 e5!とするかを選べる) 9 f4 Nxd4(9...h6 10 Bxf6 Bxf6 11 Ndb5 Qa5 12 Nxd6 Rd8 13 Qe1! 白に好チャンス) 10 Qxd4 Qa5 11 Bc4 Bd7(黒に危険な のは 11...h6 12 Bh4 Rd8 例えば 13 Rhf1 e5 14 fxe5 dxe5 15 Qe3 Rxd1+ 16 Rxd1 Bg4 17 Rd3 Rc8 18 Bb3 白優勢。Konstantinopolsky-Gurvitch第6回ソ連郵便選手権1964) 12 Rhe1(他に可能なのは 12 e5 dxe5 13 fxe5 Bc6! 14 Qf4 Nd5 15 Bxd5 Bxg5 16 Qxg5 exd5 白わずかに優勢。Tal-Bradvarevicキスロボーツク1964) 12...Rfd8 13 Bb3 b5 チャンスは互角(Keres-Geller世界選手権挑戦者決定戦1962)。
 興味深いのは、Simagin-Gurvitch第6回ソ連郵便選手権1964である。7...Be7 8 0-0-0 0-0 9 Nb3 Qb6 10 f3 Rd8(通常は 10...a6 11 Be3 Qc7) 11 Nb5! Rd7(さもないと 12 Be3でクイーンを失う) 12 Be3 Qd8 13 N5d4 Nxd4 14 Nxd4 e5 15 Nf5 d5 16 Bd3 Nxe4 17 Nxe7+ Qxe7 18 Qa5 b6! 19 Bxb6 Bb7 20 Be3 Nd6 21 Rhe1 黒は 21...Qf6でそこそこの反撃ができる。


 現在ではリヒター=ロイツァー(Richter-Rauzer)と言われる変化だが、上記の原綴りはRauser Systemとなっている。不勉強なため、RauserとRauzerが同一人物か別人かも分からない。誰か詳しい人教えてくれたし(汗。

 シシリアンのクラシカルという分類は聞き慣れない人も多いと思うが、一般的に 1 e4 c5 2 Nf3 d6 3 d4 cxd4 4 Nxd4 Nf6 5 Nc3 Nc6で始まるものである。あえて上記と別の手順で書いてみたが、シシリアンはこういう序盤の手順前後が多くてややこしい。
 ナイトが4つともセンターへ向かっていて(フォーナイツ)、d4 cxd4 Nxd4の交換があって(オープン)、黒がd6としていると覚えればいいだろう。ボレスラヴスキー(6 Be2 e5)、ソーズイン(6 Bc4)、リヒター=ロイツァー(6 Bg5)等が含まれる。
Chess Explained: the Classical Sicilian: A New Approach to Understanding the Chess Openings (Chess Explained S.)
1904600425 Alex Yermolinsky

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