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2006年04月14日

メイソン『チェスの原則』第1部チェスの基礎「戦力」キング

 壊れたデスクライト(ランプを替えて本体の故障を確認したわけではないが)を買い直す気がせず、ルームライトの傘下側を覆うアルミホイルを1年ぶりに強 化し、小さいホワイトボードにミラーフィルムを貼って作ったレフ板も使って、何とかデスク上を明るくしている。これでカーテンも白かったらいいのだが。
 『完全チェス読本』で引用されているNorman Knightの"King, Queen and Knight"と"Chess Pieces"は、やはり買えなかった。amazonの3〜5週間発送本はあればもうけ物くらいに思っているが、今まで届いた試しがない(汗。


ジェイムズ・メイソン『チェスの原則』(1894)
第1部 チェスの基礎 「戦力」キング

 チェスのゲームでは、両軍が交互に一度に一つの駒を動かす。例外は、後に説明するキャスリングで、2つのピース、キングとルックを共同して動かす
 すべての駒の動きには、最低2つの要素、方向と距離が含まれる。

キングは1マスしか動けないが、ど の方向にも進める。キングだけを盤上のd5に置くと、動ける8つのマス、e4, e5, e6, d4, d6, c4, c5, c6が見て取れる。今いるd5マスから進めるすべてのマスである。当然ながら、e1のような盤の縁にいると、キングが動けるマスは8ではなく5マスだけに なる。四隅のマスからだと、さらに3マスにまで減少する。自軍の他の駒に関すると、キングは、そのとき自軍の駒がいるどのマスにも進めない。駒がなくて も、相手の駒が利いているマスには進めない。相手の駒がいるマスには、駒を取ってそのマスへ進むことができる。d5にいる白のキングに加えて、白のポーン がe6、黒のキングがe7にいるとする。

  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  

 白のキングの利きは隣接するすべてのマスに及んでいるが、進めるマスは、先ほどの8つとは違いそのうちの6つだけである。e6には自軍のポーンがいるた めに進めないし、盤上に黒のキングしかなければその進めるマスであるからである。白のキングはd6にも行けない。そこも、黒のキングしかい ない場合にその進める8つのマスの一つ、動ける範囲内のマスだからである。e6とd6は、2つのキングの利きがいわば重なり合う領域で、その結果、チェス の原則として両軍ともに不可侵の中立地帯のマスとなっている。キングは互いの動け る範囲に入れず、常に最低1マス離れている。
 キングは最も重要な駒なので、すべてのチェスの手は、直接にせよ間接にせよ、キングに関連して指される。各軍の目的は相手のキングを捕らえることであ り、その場合にゲームが終了する。しかし、実戦でキングが他の駒のように盤外へ取り除かれることはな く、戦いは、後に見られる「メイト」という状況へ収束したときに終了と見なされる。


 というわけだが、キングだけを扱った本はあまりない。終盤で、キングはマイナーピースとルックの間くらいの機動力と評価されるほど活躍するが、本書では 序中盤のキングの使い方も当然扱う。長らく待ち望まれた代数(国際)式記譜の改訂版。384ページだから、ランダムハウスもけっこう割安でお得。
King Power In Chess
0812936361 Edmar Mednis Burt Hochberg

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