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2010年10月08日

小林秀雄『考えるヒント』書評

 また小林秀雄だが、実は『モーツァルト』のときにこれをやるはず が、図書館で帯出中だったから先延ばしにしていた(汗。これを選んだ理由は1つだけ、最初の昭和34年6月「文藝春秋」所載のエッセイ「常識」の冒頭で、著者がポーの「メー ルツェルの将棋差し」を仏訳から和訳した話から数ページ、オートマトンから人工知能の話をしているからだ。
 冒頭のこの部分はamazonの「なか見!検索」でけっこう読める から一瞥をお勧めする。ポーのこのエッセイは、いずれ訳す「チェス短編&エッセ イ集」の冒頭に予定している(締めはツヴァイク)が、技法書優先なの で出すのは当分先になりそうだ。ちなみに本書はわりと軽いテーマの話もあって「役者」 などは特におもしろかった。慧眼の士小林だけでなく軽妙洒脱な面も見せてくれるシリーズだ。注も充実している。

考えるヒント (文春文庫)
小林 秀雄
考えるヒント (文春文庫)
文藝春秋 2004-08
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posted by 水野優 at 11:05| Comment(0) | チェス(和書評) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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