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2006年04月02日

ラトルのシューベルト『ザ・グレイト』

 昨日のスワローズもサヨナラ勝ち。新人武内がエラーから同点スリーランまで話題をさらった。初安打となるスリーランは、前打席に三振した阪神安藤の フォークを前ですくい上げるようにさばいた好打。内野手でありながら競争激戦区ライトへ食い込む理由が分かった。
 一昨日からKevin Bazzanaの"Wondrous Strange--the life and art of Glenn Gould"を読んでいる。とても読みやすくグールドと同郷カナダ人著者の詳細な歴史的考察もおもしろいが、野球に加えてテレビの改変期特番目白押しのこ の時期、CMの間しか読めない。まだ25/528ページ(汗。


 スターデジオ、440chヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)だが、この 美貌で受けてるのかどうか分からない人のバッハはどうも気に入らない。ヴァイオリン協奏曲2は明らかに伴奏のテンポに乗り切れていない。わざとずらすとか ではなく、速いパッセージの遅れを他のところで取り戻している感じなのだ。素人か?(笑。

 441chロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)は、先週の「N響アワー」思い出の名演奏でもかかっていたが、リクエスト葉書で読まれていたように「手刀 を切るような指揮が印象的」で、四拍子も2つの三角形が頂点で接した形をタクトなしで描いていた。
 '67年にN響を振ったブラームス1番は、金管の拙さが目立つが豪放な快演、'54年モノラルのフィルハーモニア管弦を振ったブルックナー4も、十八番 だけに楽しめたがなぜか珍しいレーヴェ/シャルク改訂版で、3楽章のぶつ切れた感じがノヴァーク版好きの私には「え〜?!」となる。

 442chセミヨン・ビシュコフ(指揮)は、チャイコ「悲愴」、シュトラウス「英雄の生涯」「ドン・ファン」等。シュトラウスがいいから推したかった が、「英雄の生涯」ケルンWDR響盤がマイナーなのかamazonで引っかからない。シュトラウスの交響詩で事実上最も人気曲になり、ティーレマン等最近 は 名盤が数多い。

 そこで、438ch新譜で聴いたラトルのシューベルト「ザ・グレイト」にしておく。死後にシューマンが発見した幻の傑作という逸話が好きだったが、実は 生前すでに数回演奏されていたことが分かっている。しかも最近は、7が「未完成」、これは8番にずらされることが多くなり、「第九」でもなくなったの が残念だ。
 ラトルは、1時間近くたっぷりと悠久の調べを奏でてそんな些末なことは吹き飛ばしてくれる。クナの怪演をステレオでよみがえらせたと言え ば言い過ぎだが、何を演っても個性とスタンダードを両立させるという意味でまれに見る指揮者だ。
ザ・グレイト
B000CBO0KS ラトル(サイモン) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 シューベルト

東芝EMI 2006-01-12
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posted by 水野優 at 12:22| Comment(0) | Classical Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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