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2006年03月19日

Katz『Capturing Sound』〜ランドフスカのバッハ『ゴルトベルク変奏曲』

 帰省中に音楽に関しても毎日新聞でおもしろい本を知った。15日の「考える耳」というコラムで、渡辺裕がMark Katzの"Capturing Sound"というレコード史の研究書を興味深く読んだと語っている。今でさえレコードがライブの代用品に過ぎないと考える人はもう少数派だろうが、昔の レコードが意外にももっと自由な表現手段を持っていたことにカッツは着目している。
 これはグールドがレコードに抱いていた可能性と通じるものがあるし、amazonの「なか見!検索」で見るとやはりグールドに関して2ページ割いている ので買うことにした。本書は、今後講義のネタに使うという渡辺氏が訳すかもしれないが、こういう本が訳せればいいなあ。ちなみに氏は、私がリタイヤした次 の 年に阪大文学部美学科へ助教授で来ている。残念。
Capturing Sound: How Technology Has Changed Music (Roth Family Foundation Music in America Book)
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 スターデジオ、今週は帰省のため2日余りしか聴けないので、今も最後 の新譜438chを聴いているところだ。441chエルネスト・アンセルメ(指揮)特集は、先週がモノラルの古いのばかりに対して、今週はステレオ録音で '68年の「火の鳥」は華麗で良かった。個人的に1910年版がいちばん好きでもある。

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ・ピアノ)特集は、バッハの「平均率」の抜粋や「ゴルトベルク」、ピアノでモーツァルトの「戴冠式」。グールド以前は 抗うことができないバッハの権威として知られていたが、あまり聴いたことがなかった。
 やはり興味は'45年の「ゴルトベルク」一本だが、リピートなしで意外とテンポ設定もグールドが影響を受けている気がしてなかなか楽しめた。しかし、 チェンバロのソロは、それだけで個人的には聴く気がしないので録音まではしない。ストップが独特なのか高い風鈴のような音色がちらほらと聞こえてくる。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
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starゴールドベルク変奏曲は数多いが

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posted by 水野優 at 12:21| Comment(0) | Classical Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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