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2006年03月11日

メイソン『チェスの原則』1

 4月から、PSEマークが付いていないと家電製品の多くが販売できなくなるので、リサイクル業者等が困っている。そういうものの回収車の騒音が うっとうしいからざまあ見ろという気もするが、そういえば知人がCDプレーヤーの一号機を最近買ったのはそういう駆け込み需要だったのだろう。
 思えばアナログ・オーディオ時代は、私も少ない小遣いからレコードプレーヤーのカートリッジをグレードアップしたりしたものだ。CDになってからその気 が失せたとはいえ、今のPCをアンプとスピーカーに使う環境はひどすぎる。これでクラシック音楽のレビューを書くのがそもそも無謀だ(汗。

 ブログ→HPの新体制についていろいろ考えたが、週一のクラシック音楽レビューは残すとして、それ以外は週一の縛りをなくして基本的にHPでの翻訳や連 載、レビューのみを先にブログで紹介することにした。HPのみのコンテンツをなくすことで、それを紙出版のみの翻訳作業時間に回せる。「マスターズ」はそ ちら へ回すかもしれないのでとりあえず休載する。
 先日カテゴリーの整理をしたところ(1年さかのぼってカテゴリーを付け直す奴は普通いない)なのにまた増えそうだが、細分化される分には問題ないだろ う。連載が増えるので各連載ごとの進行が遅くなるのは仕方ない。そこで今回は、チェスのルールから始まるメイソンの『チェスの原則』を始める。


ジェイムズ・メイソン(1849-1905)『チェスの原則』
第1部 チェスの基礎(序文)

 チェスは、ゲームの原則や規則に従い、その制限内で思考するプロセスと言える。思考の判断は、以下に示される様々な戦力のチェス盤上での動きによって確 認され、視覚的に表現される。

  a b c d e f g h  
 8   8 
 7   7 
 6   6 
 5   5 
 4   4 
 3   3 
 2   2 
 1   1 
  a b c d e f g h  
図1

 2つの敵対する部隊があり、交互に動かしていく。どちらもまだ手を指していない状態では、図1のように、駒、つまり戦力は出撃に備えて整列されている。
 各軍の戦力、つまり駒は16個あり、1つのキング、1つのクイーン、2つのビショップ、2つのナイト、2つのルック、8つのポーンから成る。これらは2 つの軍隊のようにすべての点で等しく、プレーヤーはその司令官である。ゲームはプレーヤー同士の戦いであり、通常は技量が上回る方が勝利する。駒は、敵味 方が色で区別でき、大きさや形で種類が区別できる。それらは、盤上のどのマスにいるかで、威力や動きが様々に異なる、というよりむしろ本来の力が制限され る。図1のように、キングとクイーンは戦場のど真ん中のライン上に位置し、ビショップ、ナイト、ルックが左右に続いて並んでいる。用語的に、これらの駒を ピースと言い、ポーンと区別する。ポーンは、見ての通りその前の列に並んでいて、中央の戦場との境界となっている。盤は、常に各プレーヤーから見て右手前 角が白マスになるように配置し、それぞれのクイーンは自分と同じ色のマスにいる。


 なにぶん大昔の本なので、この後に続く数行は割愛する。右手前のマスが白とクイーンが同色のマスにいることは、恣意的な取り決めなので絶対そうしなけれ ばならないのではないと続く! これは現行のルールに反する。つまりは、キングとクイーン同士が同じファイルにいさえすればいいというのだ。
 しかし、当時のプレーヤーにしても左右が鏡像状態で指したら混乱しないだろう か。シシリアンが見かけ上ダッチになるのだ。白黒のマスが逆になるだけでも気持ち悪いというのに。英米式の記譜法ならそれでも同じ結果になる。棋譜だけで は実際にどう駒が配置されたのかが分からないとは…。

 原著の購入は絶対お薦めしないが(笑、とりあえず貼っておく。3か月ほど待ったスタントンの『ハンドブック』は結局手に入らなかった(泣。
Principles of Chess
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